世界俳句協会俳人、アメリカ黒人学校基金連合に貢献



 くつろいだひと時を過ごすラジオの前の人々を、各局がすてきな音楽で楽しませた。グランド・アヴェニュー・モールでは、買い物客たちが微笑みを浮かべながら、詩の朗読に耳を傾けた。これらは、〈フォンソン、アメリカ黒人学校基金連合(UNCF)による年に一度の基金集めの催しの一環である。コーディネーター役をつとめたのは、UNCFのウィスコンシン州ミルウォーキー支部のグロリア・リックス(写真左)。全米の他の主要都市においても、UNCFによる同様の催しが行われた。

世界俳句協会の俳人ジョウゼフ・スペンサー(写真右)も参加者に名をつらねた。〈トリロジー・ポエトリー〉会員のジョウゼフは、最近出版された『心と体と魂のための三位一体の瞬間』と、第一著作『心と体と魂のための詩・散文・随想の三位一体』から、自作の朗読を行った。ジョウゼフの朗読が聴衆に強い感動を与えたあとで、番号くじによる基金調達が行われた。くじの賞品はアレサ・フランクリンの回顧イヴェントのチケット。このイヴェントも催しを支援するラジオ局によってライヴ放送された。
 ジョナサン・クラレンス・パリッシュ(写真左)もUNCFの催しに参加した。ジョナサンは〈トリロジー・ポエトリー〉の最年少メンバーで、『心と体と魂のための三位一体の瞬間』と『心と体と魂のための詩・散文・随想の三位一体』の共著者である。ジョナサンは、ヴァイオリニスト・演説者・俳優でもあり、このイヴェントでは選り抜きのヴァイオリン曲を次々と奏でた。イヴェント参加者らは微笑みを浮かべながら耳を傾け、ジョナサンのエキサイティングな腕前を賞賛する盛大なる拍手を贈った。


同じく〈トリロジー・ポエトリー〉会員シーラ・パリッシュ・スペンス(写真右、『三位一体の瞬間』の購入者とともに)も詩の朗読を披露し、感銘を受けた聴衆からの喝采を浴びた。〈トリロジー・ポエトリー〉のスペンス・ファミリー(両親と息子による詩のチーム)が聴衆のため著書にサインしたのち、UNCFへの収益の寄贈が行われた。集められた資金は、マイノリティの学生が高等教育を受ける場である歴史的黒人大学を支援するために使われることになっている。

 催しはヴィデオ上映によって行われた、アレサ・フランクリンを称えるお祭りイヴェントで最高潮に達した。
〈トリロジー・ポエトリー〉は、http://www.trilogypoetry.com
または http://www.epulaeryu.org で紹介されている。

  

                     (和訳 湊圭史)

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